ドワーフ(こびと)ハムスターと暴君ハバネロの記録

永遠
5月29日午前10時45分ごろ、おじいちゃんがその命を終えました。
友人との約束があって外出する用意をしていたのですが、家を出る前にふと水槽を覗いてみると、おじいちゃんは巣箱から前足を突き出す状態で横たわっていました。丸くなって眠るおじいちゃんが、暑い日以外に身体を伸ばして眠ることなどなかったので、胸騒ぎがしてすぐに巣箱を取り外しました。
口の周りとお尻が汚れたおじいちゃんの身体は冷えきっていました。頬の辺りがかすかに動いていたので、約束をキャンセルしてタクシーでかかりつけの病院へ。ハンカチで包んで両手の中で暖めていたおじいちゃんの身体は、時折ピクピク動いていました。それがわずかな希望だったのです。
事前に電話連絡していたので、診察順を待っているワンちゃんたちに申し訳なく思いながら、優先して看ていただきました。しかし、タクシーの中ではまだ頑張っていたおじいちゃんの小さな身体は、長くはもってくれませんでした。
下痢と脱水症状。それを聞いて愕然としました。水が減っていたことには気づいていたのですが、掃除のときに入れ替えようと思っていたので、それが原因だったのではないかと自責に駆られました。帰宅して水入れを調べるとまだ水は出る状態でしたが、それでも充分ではなかったのかもしれません。最近は帰宅が深夜でスーパーにも行けなかったので、乾燥したものしか餌入れになかったのですが、水分の多い野菜や果物があればこんな結果にはならなかったかもしれません。
実家ではずっと犬や猫や鳥や魚など、小動物のいる環境ではありましたが、ハムスターはおじいちゃんが最初でした。いろいろ試行錯誤しながらでしたが、やってきました。最初の一週間は指が穴だらけになるほど噛みつかれましたが、ちょうど一週間目の日から噛み癖はピタリと止まりました。遊びに来てくれた友人の手の上でも怖がらない人懐こい子でした。2歳までは太りすぎ以外に一切病気をすることもなく、全く手のかからない子でした。
今はかかりつけの先生に看取っていただけたのがせめてもの救いです。先生には本当にお世話になりました。そして、気づくまで待って、病院まで頑張っていてくれたおじいちゃんにありがとう。

つい先ほど、瑞々しいリンゴとともにおじいちゃんを埋葬してきました。その魂が永遠に安らかであることを祈りつつ。
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